はじめまして
谷口卓です
初めてのブログ。そして最後のブログです。
まずは
とうとう後5日か
早いような、でも早くきてほしいような
今年の祭りは楽しみだ🔥
そして今日の抱負は4年男子!!!
ほんま熱盛 くっそおもろい祭りにしような
なんか同期がすっげー真面目にブログ書いてるのみて書くか迷ってました
今までこんなブログはあまり好きじゃないので避けてきてました。
なんかみんな同じ内容だし
綺麗事ばっかだし。
綺麗事なんて何もしてないやつでも言える。
だからこんなとこで発言してもなぁ〜ってずっと思ってました。
だから何も書かないし、書くこともないんだろうな
そう思ってましたが、いざ最後となると書きたいこと山ほどありました。
でも少しだけ。
というか体験談
僕が救われた話
ここからは親、コーチへの感謝、もっと早くから練習を頑張っていればよかったなどありきたりな綺麗事はここでは言うつもりはないので、それ目当ての方はお帰りください。
率直に言うと大学入学してから3年間水泳が楽しかった覚えがほとんどないです。
自分は全中、インターハイのチャンピオンとして入学したので、もちろんそれなりのプライドがありました。
そんな中、1年目は怪我でインカレ辞退となりました。
インカレの会場へも死ぬほど行きたくなかったのですが、なかなか無理やり連れて行かれました。笑
会場ではまさかの人生初マネージャー
選手をレースへと送り出し、レース後の選手に飲み物とアミノバイタルを渡してました。
すごく屈辱でした。
そこから2年、3年の夏までどんだけ練習しても自分が狙った以上のタイムを出すことができず、今まで負けたことなかったような選手にもどんどん負けていきました。
今まで勝って当たり前だった自分には言葉には表せないほどの感覚でした。
周りにはすげえ余裕なふりしてしてたけど
めっちゃきつかったし今でも思い出したくないくらい辛かった。
でも悔し泣きは絶対しません
泣いても速くならないし、ダサいから。
でも去年の夏はさすがに危なかった。
それでも恐ろしいことに2年もあれば負けることにも徐々になれていってる自分がいました。
そんな中どんだけタイムが出なくても中京では1番手で、自分の理想より低いレベルの中でどんどん勘違いしていってた自分がいました。
どんだけ死ぬ気で練習してもタイムが出ないでも中京では1番。
これがダメでした。
挙げ句の果てには練習も中途半端になり、練習なんかせずにサーフィン行ったり釣りに行ったりしてました。
でもそんな時に声をかけてくれた方がいました。
OB「川本武史」さんです。
こんな僕を見て
「2週間同じ生活してみないか」
って草薙先生に言ってくれてました。
それは練習、食事から補強、ケアまで。
今思えばすっげー贅沢な誘いでした。
でもその時の自分を邪魔してたのが
プライドでした。
練習のタイムが悪いわけじゃないし、きつい練習できてるからもうすぐタイムが出るはずだ
そう思って一度草薙先生には大丈夫ですって断ってました。
練習前に話を聞いたのですが、練習中なぜかこの事が頭から離れませんでした。
考えていると何かチャンスになるのではと思い始め、練習後にやっぱりやってみたいですってお願いさせていただきました。
次の日からは今まで練習前にほとんど何もしていなかった僕ですが、
武史さんは練習の1時間前からプールに来て1人で補強をしていました。
そこから一緒に補強をさせてもらい、必要な補強やドライを教えていただきました。
そして水中練習、終わったらセルフケア、そして練習終わりにスーパーに連れていってもらい気軽に食べれる栄養価の高い食材なども教えていただきました。
そこで自分は初めて
「日本記録保持者がここまでしているのに自分は何してんだ」
と痛感しました。
そこから自分の何かが変わった気がしました。
今までベストタイムからの制限タイムがある練習では「ベストが高校新だからきついわ」って調子こいてたのにも関わらず、横でベストが日本新記録の武史さんが制限タイムをしっかり切ってくるのを見て、今までの変な弱い
「プライド」
は消えました。
それがきっかけで練習チームも草薙チームから武史さんがいる佐々木チームへ変わりました。
今までの自分じゃ速くなれない。
本気でそう思いましたが、速くなるために何をしていけばいいのかわからない
でもそう思う人がほとんどだと思います。
大幅にベスト更新へ、さらに上のレベルへ、本気で速くなるには自分の力だけでは絶対に不可能でした。
そこからは自分の信頼できる人(スタッフやOB、大学の先生や現役の選手など)に数多くの知識を聞きに行き教えていただきました。
ドライやウエイト、食事からケア、練習の取り組み方など。
僕の知らない世界は山ほどありました。
すると、新しい発見ばかりの水泳に少しずつ楽しさを感じるようになり、そこからベストタイムが出始めました。
速くなる為、もう一度日本一になるためには
他に何をすればいいか。
準備は人それぞれですが、僕の答えは
「周りの力をしっかり借りること」でした。
勇気をもって自分から自分より経験豊富なスタッフや先輩、選手にアドバイスを聞きに行く。
そしてそれを一度全て実行し、自分に合ったものを吸収する
もし自分に合わなくても、1つのアイデアとして頭の引き出しに入れておく
そうすることによって他に悩んでいる選手がいたら教わったようにアドバイスができる。
このような中京大学の世代を超えての強い縦の繋がりがあってこそ
「救われて救う」
この大切さが大学水泳で僕に教えてくれたことでした。
練習は人に頑張れと言われて頑張るものではないのと同じで、悩んだら周りに頼ろうってどこか他人事のような感じだけど、何かきっかけを掴むことが大切だと思う。
心の底から本気になれるきっかけを見つけなければならない時がきっとくる。
そして
ついに中京大学4年間の集大成、ラストインカレ。
腐りかけていた自分をもう一度本気にさせてくれた、タイムが出なくても見捨てず信じ続けてくれた中京大学へ恩を込めて。
俺にはやらなきゃいけないことがある
これが俺の宿命
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